知らないと恥をかく!祝儀袋と不祝儀袋の基本とマナー

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1. 祝儀袋と不祝儀袋とは?

 祝儀袋と不祝儀袋は、特定のイベントや儀式において使われる特別な包装袋です。

それぞれの用途に適した袋を選ぶことは、相手に対する敬意を示す重要な要素となります。

ここでは、祝儀袋と不祝儀袋の基本について詳しく説明します。

1-1. 祝儀袋の基本

 祝儀袋は、主に結婚式や出産、進学、昇進、受賞、受章、開業、新築などの様々な喜ばしい出来事に対して、お祝いの気持ちを込めてお金を包むための袋です。

慶事に使用されるため、デザインや色合いが華やかであることが一般的です。

特に祝儀袋には赤白や赤金の水引が用いられ、祝い事の象徴的な色合いとして使用されます。

 祝儀袋には中包みと外包みがあり、表書きや中包みの書き方には様々なマナーがあります。

表書きや中包みには黒の筆ペンかサインペンを用いることが一般的で、丁寧に書くことが重要です。

また、祝儀袋には新札を用意するのが慣例であり、包む金額は奇数であることが一般的です。

1-2. 不祝儀袋の基本

 不祝儀袋は、主に通夜や葬儀などで香典を包んで遺族に渡すときに使用する封筒です。

不祝儀袋は弔事に使用されるため、デザインや色合いが控えめで、黒白や黄白の水引が用いられます。

弔事における礼儀を守るためには、不祝儀袋の選び方も非常に重要です。

 不祝儀袋にも中包みと外包みがあり、表書きや中包みの書き方に注意が必要です。

表書きには黒の筆ペンやサインペンを使用し、書く字は丁寧にする必要があります。

また、不祝儀袋に使用するお札は、新札ではなく使用感のあるお札を用意するのが一般的です。

このように、使用するお金にも配慮が求められます。

 このように祝儀袋と不祝儀袋には、それぞれの目的に応じた選び方と使い方があり、適切に使い分けることがマナーとして大切です。

2. 選び方のポイント

2-1. 祝儀袋を選ぶ際の注意点

 祝儀袋は、結婚式、出産、進学、昇進、受賞、受章、開業、新築などの喜ばしい出来事に対してお祝いの気持ちを込めてお金を包む袋です。

選ぶ際の注意点として、まずは用途に応じたデザインを選ぶことが重要です。

例えば、結婚式には華やかなデザインのものが適しており、赤白や赤金の水引を用いたものが一般的です。

また、金額に見合った袋を選ぶことも大切です。

袋のデザインが豪華すぎると、少額の場合に不釣り合いになってしまうこともありますので、注意が必要です。

 また、水引の結び方にも注意が必要です。繁も事を繰り返す場合には蝶結び(花結び)が適しており、一度きりの場合には結び切りを使用します。

そして、表書きや中包みの書き方にもマナーがあります。

黒の筆ペンかサインペンを用いて丁寧に書くことで、敬意を表すことができます。

新札を用意することも忘れないようにしましょう。

2-2. 不祝儀袋を選ぶ際の注意点

 不祝儀袋は、通夜や葬儀などで香典を包んで遺族に渡すときに使用する封筒です。

不祝儀袋を選ぶ際は、哀悼の意を表すためにも適切な選び方を覚えておきましょう。

まず、袋の色に注意が必要です。

一般的には黒白や黄白の水引が用いられます。

また、不祝儀袋のデザインはシンプルで控えめなものが望ましいです。

 水引の結び方についても、特に注意が必要です。

弔事の際には結び切りを使用し、決して蝶結び(花結び)は使わないようにしましょう。

そして、表書きや中包みの書き方にもマナーがあります。

慶事とは異なり、使用感のあるお札を用意し、黒の筆ペンで丁寧に書くことが重要です。

また、表書きや中包みには薄墨を用いることが適しています。

これにより、悲しみの深さを表現することができます。

3. 包み方と渡し方のマナー

3-1. 祝儀袋の包み方

  祝儀袋は、結婚式、出産、進学、昇進、受賞、受章、開業、新築などの様々な喜ばしい出来事に対してお祝いの気持ちを込めてお金を包む際に使用します。

まずは、祝儀袋の中包みに新札を入れます。

中包みには表と裏があるため、金額が書かれている方を表にし、中身が見えないように折りたたんでください。

次に、外包みで中包みを包み、水引が上になるように配置します。

水引の種類としては、赤白や赤金が一般的で、一度きりの慶事には結び切り、繰り返しの慶事には蝶結びが適しています。

最後に、表書きには黒の筆ペンかサインペンを用い、贈る相手の名前や贈り主の名前を丁寧に書き入れましょう。

3-2. 不祝儀袋の包み方

  不祝儀袋は、通夜や葬儀で香典を包んで遺族に渡す際に使用します。

まず、不祝儀袋の中包みには、使用感のあるお札を用意します。

お札の人物面(肖像画のある側)を裏向きにして中央に置き、包む際にはお札の端が開かないように注意します。

次に、外包みで中包みを包みます。

水引は黒白や黄白とし、一度きりの弔事には結び切りを使用します。

外包みには遺族への表書きを黒の筆ペンかサインペンで書き、敬意を込めた適切な言葉を選びます。

「御霊前」や「御香典」などが一般的です。

また、葬儀の前後では袱紗を用いて包むことがあり、その際もマナーに沿った折り方で包むようにしてください。

3-3. 渡し方のポイント

  祝儀袋と不祝儀袋を渡す際には、必ず相手に対する礼を持って渡すことが重要です。

祝儀袋を渡す場合、結婚式やお祝いの席で渡す前に相手に向けて一言挨拶を添えると良いでしょう。

例えば、「この度はおめでとうございます。どうぞお納めください。」などと言います。

また、不祝儀袋は通夜や葬儀の最中に渡すことが多いため、特に静かに、遺族に対するお悔やみの言葉を添えて差し出します。

「この度は心からお悔やみ申し上げます。ご受納ください。」といった表現が一般的です。

いずれの場合も、袋を相手に正面から差し出し、両手で丁寧に渡すことが大切です。

4. 水引の種類と使い分け

 祝儀袋と不祝儀袋には、それぞれに適した水引の種類が存在します。

水引は日本の伝統的な結び方で、祝いごとや弔いごとの一年や一日の終わりを象徴する重要な要素です。

 まず、祝儀袋に使用される水引について説明します。

結婚式や出産、進学、昇進、受賞、受章、開業、新築などの慶事には、通常赤白や赤金の水引が使われます。

これらは祝福や喜びを表現する色であり、見た目も華やかです。

また、結び方にも意味があります。

一度きりのお祝いごとには結び切りを、何度でも繰り返してほしい祝事には蝶結び(花結び)を使います。

 一方、不祝儀袋には黒白や黄白の水引が一般的です。

これは葬儀や通夜などの弔事に使用されるためのもので、落ち着いた色合いが特徴です。

結び方は基本的に結び切りが使用されることが多いです。

結び切りは「二度と同じことが繰り返されないように」という願いが込められており、悲しみが繰り返されないようにする意味合いがあります。

 このように、祝儀袋と不祝儀袋の水引はその用途に応じて適切な色と結び方を選ぶことが大切です。

誤った選び方をしてしまうと、相手に対して失礼にあたることもありますので、注意が必要です。

この基本的なマナーを押さえておくことで、慶事や弔事にふさわしい対応ができるようになります。

5. 表書きの書き方と注意点

5-1. 祝儀袋の表書き

  祝儀袋の表書きは、主に慶事に使用されるため、書き方に特に注意が必要です。

表書きには、例えば結婚式の場合は「寿」や「御祝」を書きます。

新築祝いや昇進祝などでは「御新築御祝」や「御昇進御祝」と書きます。

表書きは黒の筆ペンかサインペンで書くのが一般的で、美しく丁寧に書くことが重要です。

  また、祝儀袋の表紙には水引が必ず付いており、赤白や赤金の色が用いられます。

水引の結び方にもマナーがあり、一度きりの慶事には結び切りを使用し、何度でも繰り返して良い祝事には蝶結び(花結び)を使用します。

包む金額は奇数を基本とし、包装する際のシワや折れを避けるように気を付けましょう。

5-2. 不祝儀袋の表書き

  不祝儀袋の表書きもまた、弔事に関するマナーを十分に守る必要があります。

通夜や葬儀で使用される場合、表書きには「御霊前」や「御香典」と書くことが一般的です。

しかし、宗教によって異なる場合があるため、仏教の場合は「御仏前」、神道では「御玉串料」などと書くことが望ましいです。

表書きには黒の筆ペンかサインペンを使用し、筆跡にも慎重に注意します。

  また、不祝儀袋には黒白や黄白の水引が用いられ、基本的には結び切りが一般的です。

使用感のあるお札を包むことがマナーとされており、出来るだけ新札を避けるように注意が必要です。

表書きや中包みに書く際も、平仮名やカタカナで書くのを避け、漢字を用いることで、相手に対する敬意を表現します。

また、不祝儀袋にお札を入れる際、中包みがある場合は必ずお札の向きを確認し、中包み、外包み共に整えることで、正しいマナーを守ります。

6. お札の入れ方

6-1. 祝儀袋に入れる場合

  祝儀袋は、結婚式や出産、昇進、開業など様々な喜ばしい出来事に対してお祝いの気持ちを込めてお金を包むためのものです。

祝儀袋に入れるお札は基本的に新札を用意します。

新札は新たな門出を祝う気持ちを表すとされています。

また、包む金額は奇数とするのが一般的です。

これは「割り切れない」ことで縁起が良いとされるためです。

  お札の入れ方としては、表向きにして肖像が上になるように入れます。

中包みの表書きや中包みの裏側には名前や金額を書きますが、この際にも黒の筆ペンやサインペンを使用することがマナーです。

中包みを祝儀袋に包み、最後に水引を整えて完成です。

水引の種類としては、赤白や赤金がよく使われます。

6-2. 不祝儀袋に入れる場合

  不祝儀袋は、通夜や葬儀などの弔事において香典を包むための封筒です。

弔事の際には、使用感のあるお札を用意します。

新札を使うと「不幸を予期していた」と見なされるため、注意してください。

  お札の入れ方は祝儀袋と異なる点があります。

まず、お札の肖像が裏向きになるように入れます。

これは哀悼の意を示すためのマナーです。

中包みの表側には「ご霊前」や「ご仏前」などを書き、裏側には自分の名前を記載します。

この際も黒の筆ペンやサインペンを使用します。

中包みを不祝儀袋に包み、水引が黒白や黄白であることを確認します。

また、水引は一度結ぶと解けない結び切りが適しています。

7. よくある間違いと対策

 祝儀袋と不祝儀袋を使用する際には、いくつかのよくある間違いが見受けられます。

ここではその具体例と対策について解説します。

 まず、祝儀袋と不祝儀袋の選び間違いです。

祝儀袋は結婚式や昇進、出産のお祝いなどの慶事に使用するものであり、不祝儀袋は葬儀や通夜などの弔事に用います。

袋のデザインや色が違うため、購入前に用途をきちんと確認することが重要です。

 次に、表書きの誤りがよく見られます。

表書きはその内容によって適切な書き方があります。

例えば、祝儀袋の表書きには喜ばしい言葉を、不祝儀袋の場合には「御霊前」「御香典」などと書く必要があります。

黒の筆ペンやサインペンを使い、丁寧に書くことがマナーです。

 包むお札にも注意が必要です。

祝儀袋には新札を、不祝儀袋には使用済みのお札を用いることが一般的です。

新札を使用しない場合、慌てて用意したと思われる可能性があるため、注意が必要です。

 さらに、水引の選び方も重要です。祝儀袋の水引は赤白や赤金であり、結び方は一度きりの祝いごとなら結び切り、何度も繰り返して欲しい場合は蝶結びを選びます。

一方、不祝儀袋の水引は黒白や黄白で、結び切りを使用します。

これを間違えると、大変失礼にあたりますので注意しましょう。

 最後に、渡し方のマナーです。

特に弔事の場合、渡すタイミングや場所が重要です。

例えば、不祝儀袋は通夜や葬儀の際に遺族に直接渡すのが一般的ですが、無理に渡さず、受付がある場合にはそちらで渡します。

これにより、遺族に対する配慮が伝わります。

 これらのポイントを押さえて、祝儀袋と不祝儀袋を適切に使い分け、マナーを守ることが大切です。

正しいマナーを身につけることで、相手に対する敬意と感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

8. まとめ

 祝儀袋と不祝儀袋は、それぞれの用途に応じたマナーやルールが存在しますので、適切に選び、使うことが重要です。

祝儀袋は主に結婚式や出産、進学、昇進などの喜ばしい出来事に対して用いられ、不祝儀袋は通夜や葬儀などの弔事に用います。

祝儀袋には新札を、不祝儀袋には使用感のあるお札を使い、包む金額や水引の種類、表書きの書き方など多くの細かい規則があります。

 また、渡す際にも正しいマナーを守ることで、相手に対する敬意や感謝の気持ちを伝えることができます。

蝶結びや結び切りの使い分け、水引や袱紗の色選びなど、詳しく知っておくと場にふさわしい贈り物ができます。

 特に、祝儀袋と不祝儀袋を間違えて使用すると大変な失礼にあたるため、しっかりとした知識を身につけておくことが大切です。

正しいマナーを守ることで、自分の気持ちをしっかりと伝えることができ、相手に喜ばれることでしょう。

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